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[イタリア情報]
イタリア留学 イタリア医療事情
留学中は何が起こるかわかりません。
体調を崩したり、万が一けがをしてしまったら…?
イタリアの医療事情はどうなっているのでしょうか?
このページでは、イタリアの医療事情、保険について解説します。
1. 保険の加入について
日本で加入する
日本では、イタリアのビザ取得時に、留学期間全てを対象とした、留学生保険の加入証明書が必要になります。
また、イタリアでは法律により、個人向けの留学生旅行者傷害保険に加入していない外国人の学生は、『疫病・傷害のための保険』に加入することが義務付けられています。
保険によって、留学生向けのセット保険もあります。加入する保険が、イタリアでも有効か、またどこまで補償されるのかもよくチェックしてから選ぶようにしましょう。
保険に入っておくと、万が一のことがあったときにも、保険のヘルプデスクを通じて、医療機関を紹介してもらうことができます。
イタリアの国民保険
イタリアには日本の国民健康保険制度と同じような制度、Servizio Sanitario Nazionale(セルヴィッツィオ・サニタリオ・ナツィオナーレ)、略してSSNがあります。
多くの留学生が、海外旅行傷害保険へ加入するため、SSNへ加入する必要はありませんが、長期留学を予定されている方は、加入を検討しても良いかもしれません。
90日以上のイタリア国内滞在の場合、SSNへの加入の権利があります。SSNに加入すると、保険証(Tessera Sanitaria)が発行され、一般医師の中から、ホームドクター(Medico di Base)を選択することになります。
ホームドクターは、いわゆるかかりつけ医です。イタリアで、病気や怪我をした場合、まずは、自分の登録したかかりつけ医に診てもらいます。そこで、さらに治療や診察が必要となった場合は、処方箋や紹介状を書いてもらって、専門医を受診することになります。
この辺りのステップは日本と似ているので、想像しやすいですね。
そして、イタリア国民と同じように、医療サービスを受けることが可能となります。
かかりつけ医への支払いは、SSNで支払われるので、患者は無料で診察を受けることができます。
SSNに加入するのに、必要な書類は、以下になります。
■滞在許可証:オリジナルのものを持参しましょう。警察署からもらう控えだけでは、受理してくれません。
■納税者番号:税務署(Azienda delle entrate)に行って取得。
またはサイト:https://www.codicefiscale.com/で取得が可能です。
■149,77ユーロ
※2020年12月時点のものです
また細かくなりますが、SSNの有効期限はその年の1月から12月で、11月に加入してもすぐ更新の手続きが必要になります。気をつけてください。
各自治体の地方保険公社(Azienda Sanitaria Locale、通称ASL)の窓口で申請が可能ですが、イタリアは手続きが日本ほど早くありません。余裕を持って申請するようにしましょう。
2. イタリア 医療事情
イタリアの病院は、一部海外研修経験があり英語を理解できる医師もいますが、公立の病院ではほとんど英語は通じません。
逆に私立の病院では、英語も通じることが多く安心ですが、診察してくれるのは、軽度から中度の症状までです。
また、医療費も高額になるため、本当に診察が必要かどうか、とよく考えてから受診するようにしましょう。
イタリア特有の、かかりやすい病気(疫病)というものはありません。
日本で予防接種が可能な感染症は、予防接種を受けてから渡航した方がいいでしょう。
また日本に比べ、イタリアは車の運転が荒く交通事故の危険も高いと言えます。狭い道でも、かなり早いスピードで車やバイクが走っていますから、道を歩く際、渡る際は十分気を付けるようにしましょう。
また、留学前に済ませておくと良いのは、歯の治療ではないでしょうか。
公立病院でも最近は歯科がありますが、留学生にとっては一般的ではないので、概ねプライベートの歯医者さんに行くことがほとんどです。
ですから、留学前に歯の治療は済ませておくと無難です。
言葉の問題、というよりは、料金がかかります。また、歯医者に行った場合も、領収証はきちんともらって、あとで保険請求をするのをお忘れなく。
3. 病気になったら
薬で治す
軽度の風邪や怪我などでしたら、薬局で薬を購入して安静にして回復を待ちましょう。
イタリアの薬局は、薬局は、Farmacia(ファルマチーア)と言って、街の至る所で見つけられます。その街の人口に応じて薬局の数も決まっているためです。
目印は、緑の十字架の電子看板です。
イタリアの薬局は、日本のように自由に棚に陳列している商品を選ぶスタイルとは違います。
店員に商品名や、商品名がわからない場合は自分の症状を伝え、薬を出してもらう仕組みです。対面販売というところが、イタリアらしいですね。
また、抗生物質や服薬で気を付けた方が良い薬などは、処方箋(Ricetta)が必要なことがあります。風邪薬や痛み止めなど処方箋が必要のない薬もありますが、症状が重く医師に診察してもらった場合は処方箋を書いてもらい、それを持って薬局に行きましょう。
病院に行く
1. 保険会社または知人に医療機関(医者)を紹介してもらい受診
まずは、自分の加入している保険会社を通じて、医療機関または医師を紹介してもらい、診察してもらいましょう。
万が一、問題があったり、うまくいかなった場合などは、知人や友人に医者を紹介してもらい、プライベートで診てもらうようにしましょう。
また、SSNに加入している場合は、自分のかかりつけ医に診てもらうことができます。
症状に応じて、薬の処方箋を用意してもらったり、必要があれば専門医への紹介状を書いてくれます。
そして、このSSNで受診した場合は、診察代は全て無料になります。イタリアでは、これらの費用が全て税金で賄われているため、無料で受診することが可能なのです。
2. 公立と私立の病院の違い
イタリアには、公立の病院と私立の病院の2種類あります。
公立病院は、安い診察料金で診てもらうことができます。(科にもよりますが、皮膚科の再診などは15ユーロですけど、エコーは40ユーロくらいになります)
公立病院に行くには(救急を除く)、まずはかかりつけ医にRicettaを書いてもらう必要があり、それを元に予約をします。かかりつけ医が緊急性が高いと判断すればRicettaにそのような記載をしますが、そうでない場合予約がすぐに取れない場合が多々あります。
また、英語が通じない病院がほとんどです。
その点、私立病院は、待ち時間はそこまでかかりません。また、比較的早く予約が取れ、受診できます。また、英語を話す医師も多く、イタリア語に自信がなくとも安心して受診できます。
しかし、その分費用は高額となってきます。
■公立病院
メリット
・費用があまりかからない
デメリット
・予約が取れない
・待ち時間が長い
・英語が通じない
■私立病院
メリット
・予約が比較的すぐ取れる
・待ち時間が短い
・英語がだいたい通じる
デメリット
・費用が高額
このように、公立と私立でそれぞれメリット・デメリットがあるので、状況に応じて行く場所を決めると良いでしょう。
イタリアの病院リスト
以下に、イタリアの病院リストをピックアップしました。
自分の滞在先の街に、どんな病院があるか事前に確認しておきましょう。
1. ローマ中田吉彦医院
住所:Via di Monte del Gallo, 4
電話:06-6381924
内科、東洋医学。日本語が通じます。最寄り駅はFL3線の「San Pietro」駅です。
2. Compresso Ospedaliero San Giovanni Addolorata
住所:Via dell’Amba Aradam, 8
電話:06-77051
HP:https://www.hsangiovanni.roma.it
世界で最も歴史のある現役病院。ローマ市内でもトップの高度先進医療施設です。
3. Policlinico Umberto I
住所:Viale del Policlinico, 155
電話:06-49971
HP:http://www.policlinicoumberto1.it/
高度先進医療施設。最寄り駅は、地下鉄B線の「Policlinico」駅です。
4. Policlinico Agostino Gemelli
住所:Largo Agostino Gemelli, 8
電話:06-30151, 自費診療予約 06-88818881
公立の病院。設立50年の高度先進医療施設です。最寄り駅はFL3線の「Gemelli」駅です。
5. Ospedale Pediatrico Bambino Gesù – Roma Gianicolo
住所:Piazza S. Onofrio, 4
電話:06-68591, 自費診療予約 06-68593996
HP:http://www.ospedalebambinogesu.it/
公立の小児科専門病院です。救急部も併設されています。
6. Centro Traumatologico Ortopedico – Andrea Alessi(CTO)
住所:Via San Nemesio, 21
電話:06-51001
外傷専門の公立病院。24時間対応する救急部も併設。
7. Presidio Ospedaliero Oftalmico di Roma
住所:Piazzale degli Eroi, 11
電話:06-68351
H P:https://www.aslroma1.it/
バチカン博物館近くにある、公立の眼科専門病院。
8. Ospedale George Eastman
住所:Viale Regina Elena, 287/b
電話:06-49975711
公立の歯科/口腔外科専門。
9. Poliambulatorio Canova
住所:Via Canova, 18
電話:06-7730-6112,06-7730-6108
州保健局が運営する24時間オープンの診療所。ポポロ広場から徒歩3分。最寄り駅は地下鉄A線の「Flaminio」か「Spagna」駅です。
10. Ambulatorio di Guardia Turistica
住所:Via Emillo Morosini, 30
電話:06-5844-6650
外国人も利用できる診療所。トラステベレ地区にあります。
11. I Center ‘84
住所:Via Firenze 47, 1st floor
電話:06-4882371
英語が通じる総合病院です。救急時の医師対応も行っています。
12. Ospedale Fatebenefrattelli
住所:Piazza Fatebenefrattelli 2
電話:06-683-7299/0668-371(受付)
総合病院です。テベレ川の中洲、ティベリナ島にあります。
1. Ospedale Fatebenefratelli e Oftalmico
住所:Piazza Principessa Clotilde, 3
電話:02-63631
HP:http://www.asst-fbf-sacco.it/
公立の総合病院。日本総領事館の近くにあります。眼科専門病院が併設されています。
2. ASST Grande Ospedale Metropolitano Niguarda
住所:Piazza Ospedale Maggiore, 3
電話:02-64441, 自費診療予約 02-64442409
HP:http://www.ospedaleniguarda.it/
州立の総合病院です。英語は一部通じます。緊急時は24時間対応してくれます(予約が必要です)。
3. Fondazione IRCCS Ca’ Granda Ospedale Maggiore Policlinico
住所:Via Francesco Sforza, 28
電話:02-55031, 自費診療予約 02-55034422
HP:http://www.policlinico.mi.it/
公立の総合病院。ミラノ大学に隣接しています。英語は一部通じます。
4. Milan Medical Center
住所:Via Angelo Mauri 3
電話:02-4399-0401
HP:http://www.milanmedicalcenter.it/
英語対応が可能な総合病院。
5. American International Medical Center -Dr William Freilich Dr Stefania Paesani
住所:Via Mercalli 11
電話:02-5831- 9808
HP:http://www.aimclinic.it/
英語が通じます。家庭医、小児科。
6. SAN LUCA HOSPITAL(AUXOLOGICOグループ)
住所:Piazzale Brescia 20
電話:02-61-911-6746 (外国人患者用)
HP:https://www.auxologico.it/
英語対応可能です。総合病院で、心臓・神経疾患・内分泌関連疾患専門病院となります。
1. Ospedale Santa Maria Nuova
住所:Piazza di Santa Maria Nuova, 1
電話:055-69381
HP:http://www.uslcentro.toscana.it/index.php/ospedali/ospedale-santa-maria-nuova
公立の病院です。フィレンツェ の中心部にあります。
2. Azienda Ospedaliero-Universitaria Careggi
住所:Largo Brambilla, 3
電話:055- 794111, 自費診療予約 055-7942000
HP:http://www.aou-careggi.toscana.it/
公立の大学病院。
3. Medical Service
住所:Via Roma,4
電話:055-475411
HP:http://www.medicalservice.firenze.it/
英語が通じます。診療所での診察以外にも、往診の対応もしています。
1. Azienda Ospedaliera Universitaria Federico II
住所:Via Sergio Pansini, 5
電話:081-7461111
HP:http://www.policlinico.unina.it/
公立のナポリ大学附属病院。
2. Ospedale Cardarelli
住所:Via Cardarelli,9
電話:081-7473110
HP:http://www.ospedalecardarelli.it/
救急24時間病院。
3. Ospedale Cotugno
住所:Via Gaetano Quagliariello, 54
電話:081- 590-8111
HP:http://www.ospedalideicolli.it/
総合病院。救急24時間。
4. Ospedale S. Maria di Loreto Nuovo
住所:Via Amerigo Vespucci,86
電話:081- 2541111
HP:http://www.aslnapoli1centro.it/818/
総合病院。診察は24時間対応。
5. Clinica Mediterranea
住所:Via Orazio, 2
電話:081-7259222
HP:http://www.clinicamediterranea.it/
私立の総合病院。英語が通じる医師が比較的多いです。
1. Azienda ospedaliero universitaria San Giovanni Battista
住所:Corso Bramante 88/90
電話:011-633-1633
HP:http://www.cittadellasalute.to.it/
総合病院。救急は24時間対応。英語の対応は行っていません。
2. Ospedale San Giovanni Bosco
住所:P.zza Donatore di Sangue, 3
電話:011-2402210
HP:http://www.aslcittaditorino.it/strutture_sanitarie/ospedale-giovanni-bosco/
3. Ospedale Martini
住所:Via Tofane, 71
電話:011- 70952260
HP:http://www.aslcittaditorino.it/strutture_sanitarie/ospedale-martini/
4. Ospedale Maria Vittoria
住所:Via Cibrario, 72
電話:011- 4393111
HP:http://www.aslcittaditorino.it/strutture_sanitarie/ospedale-maria-vittoria/
5. CDC
住所:Via Cernaia, 20
電話:011-5513595
HP:https://www.gruppocdc.it/
小児科、リハビリテーション科、その他専門外来、歯放射線科、内科があります。
6. Koelliker Hospital
住所:Corso Galileo Ferraris, 247/255
電話:011- 6184511
HP:https://www.osp-koelliker.it/
総合病院
1. Ospedale SS Giovanni e Paolo
住所:Sestiere Castello 6777
電話:041-5294111
HP:https://www.aulss3.veneto.it/Ospedale-SS-Giovanni-e-Paolo-Venezia
24時間対応の市立総合病院。
2. Ospedale Villa Salus Mestre
住所:Via Terraglio, 114
電話:041-2906411
HP:https://ospedalevillasalus.it/
3. Ospedale dell’Angelo
住所:Via Paccagnella, 11
電話:041-9657111
HP:https://www.aulss3.veneto.it/Ospedale-dellAngelo-Mestre
ヴェネツィアの郊外にある病院です。施設は新しく綺麗です。
1. Policlinico Sant’Orsola-Malpighi
住所:Via Giuseppe Massarenti, 9
電話:051-2141259
HP:http://www.aosp.bo.it/
2. Ospedale Maggiore Carlo Alberto Pizzardi
住所:Largo Nigrisoli, 2
電話:051-6478111
HP:https://www.ausl.bologna.it/ufficio-stampa/archivio-fotografico/strutture/ospedali/maggiore
総合病院で救急24時間対応。
4. 救急車をよぶ
イタリアでは、救急車の番号は118です。
これは非常に重要な番号ですので、いざという時のために、携帯に登録しておくことをお勧めします。
救急車を呼んだら、基本的にイタリア語で症状を説明する必要があります。もし、まだイタリア語に自信がない場合は、イタリア人の友人や大家さんなどにお願いしましょう。
救急車は10分ほどで到着しますが、ローマなどの大都市は、渋滞していることも多く、さらに時間がかかるでしょう。
救急車到着後、すぐ診察し救急車に乗せられます。病院に着くと、重症度の高い順から、「赤」「黄色」「緑」「白」の4つに分けられます(赤が一番重症)。重症患者は、すぐに処置されますが、軽症と判断された場合は、待合室で自分の番が来るまで、待つことになります。
救急車の料金は無料ですが、病院の指定はできません。
5. 医療イタリア語会話
- 症状
- □頭痛:mal di testa
- □腹痛:mal di stomaco(胃)、mal di pancia(お腹)
- □熱:febbre
- □吐き気:nausea
- □下痢:diarrea
- □体温:temperatura
- □風邪:raffreddore
- □せき:tosse
- □鼻水:naso che cola
- □喉の痛み:mal di gola
- □息苦しい:difficoltà di respirazione
- □アレルギー:allergia
- □花粉症:allergia ai pollini
例:Ho mal di testa.(オ・マル・ディ・テスタ)(頭痛がします)
- 病院・救急車
- □救急車を呼んでください:Può chiamarmi un’ambulanza, per favore?
- □お医者さんを呼んでください::Può chiamarmi un medico (dottore), per favore?
- □病院へ連れて行ってください:Può portarmi all’ospedale, per favore?
- □近くに病院はありますか?:C’è un ospedalle qui vicino?
- □今すぐ診てください:Devo vedere qualcuno immediatamente.
- □診察の予約をしたいです:Vorrei prenotare una visita medica.
- □次はいつ来ればいいですか?:Quando devo tornare la prossima volta?
- □病院は何時から開いていますか/閉まりますか?:A che ora aprono/chiudono?
- 薬局
- □薬局はどこですか?:Dove posso trovare una farmacia?
- □処方箋:ricetta
- □薬:medicina
- □服用量:posologia
- □薬はいつ飲めばいいですか?:Quando devo prendere la medicina?
- □食前/食後/寝る前::prima dei pasti/dopo dei pasti/prima di coricarsi
- □包帯:benda
- □ガーゼ:garza
- □絆創膏・湿布:cerotto ※イタリア人は絆創膏も湿布もどちらもcerottoと言います。
●●のところに、必要なものを入れて店員に尋ねてみましょう。
例:Vorrei una benda.(ヴォッレイ・ウナ・ベンダ)(包帯が欲しいのですが)
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