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イタリア 新型コロナウィルスの最新情報 (2021/3/2)
ワクチンの接種は始まりましたが、新型コロナウィルス(COVID-19)は、いまだ世界中に猛威を奮い続けています。
イタリアでは、2020年3月にロックダウンが発令され、人々の暮らしは大きく変わりました。
このページでは、新型コロナウィルスによって変化したイタリアの現状を現地スタッフがレポートします。
(※2021年3月2日時点のものです。今後変更される可能性がありますので、ご注意下さい)
0. はじめに
昨秋からの第二波はクリスマス休暇を過ぎていったん下降したのですが、ここ数週間で再び感染状況が悪化しています。
原因として変異株の新型コロナウィルスの広がりが指摘されています。
悪化の度合いが速いので、本日このページでご紹介することが2週間後には異なった様相になる可能性もあります。その点ご承知おきください。
1. 全国の感染状況
夏のバカンス終盤から増え始めた感染状況は、結果として10月末から再び感染予防のための制限下で生活をすることになり、未だこの状況が続いています。
春の第一波との違いは、全国一律での規制ではなく、複数の感染状況を示す指標から判断して州ごとに3つのレベル(規制の緩い方から黄色、オレンジ、赤)に色分けし、規制の内容を分けて対応していることです。ただし色に関わらず、夜間22時から5時までは外出禁止、州をまたぐ移動は禁止されています(労働、健康などの理由があれば良い)。
クリスマス前はイタリア全国が赤く染まっていたものの、年始の休暇明けから黄色が増えて1月末には全国がほぼ黄色になりました。そして3月1日から有効の保健省命令ではサルデーニャ州が白色に初めてなり、制限がかなり緩まります。(白色の条件のひとつは、3週間10万人あたりの感染者数が50人以下)
一方で、変異株の新型コロナウィルスの影響と言われているのですが、感染が再び広がってきており、オレンジが半数を占めるようになってしまい、拡大の速度が早いので悪化が危惧されています。
2. 規制の内容
同州内で市をまたぐ移動は黄色であれば可能です。
現在もマスクの使用は屋外でも義務付けられており、ソーシャルディスタンスを保つため、店舗への入場制限も行われています(店舗の面積によって入店できる人数も決められています)。
最も規制の厳しい赤ゾーンでは衣料品店など生活に特別に必要でない業種は営業することができませんが、第一波の時のように町が閑散としていることは全くありません。ショッピングモールは黄色ゾーンで平日のみ開いています。
ジム・プールの再開の目途は相変わらずたっていません。
一方、感染状況が黄色の時に美術館は開けることができ、実際1月に開いた時にはたくさん来場者があったということです。劇場や映画館については、黄色ゾーンでは3月末から再開されるのではないかと言われています。
規制の直接の影響を強く受けているのは飲食業(レストラン、バール、ジェラテリアなど)でしょうか。
黄色であれば18時までは店内での飲食が許可されていますが、18時以降は持ち帰りと宅配のみとなります。
これがオレンジになると終日持ち帰りと宅配のみとなります。
学校は幼稚園、小学校、中学校は全て対面授業となっています。一方高校は対面授業50%、オンライン授業が50%です(大学は各大学や学科で異なります)。
ただし赤ゾーンでは、中学1年生までは変わりませんが、それ以上の学年は全てオンライン授業となります。
高校生は公共機関を使って通学する生徒が多いので、第一波の時から電車・バスの運行方法については国政から市政まで解決すべき問題として挙げられていた点です。
現在高校の対面授業は50%ですが、通学時の混雑を避けるためにさらに時差通学(クラスによって授業開始時刻が違う)が採用されています。
残念ながら変異株の新型コロナウィルスは若年層の感染者数を高めていると言われており、実際学校で感染が広がっていると報告されているようで、赤色でなくても小学校もオンライン授業にし始めた州がでてきました。
※2021年3月5日追記情報
最新の首相令(2021年3月2日署名)で、3月6日から赤ゾーンにおいては全ての学校(幼稚園、小学校含む)での対面授業が禁止されることになりました。また黄・オレンジゾーンにおいても感染の具合によっては赤ゾーンと同様の処置がとることができます。
3. ワクチンについて
イタリアでは年末年始から医療関係者にワクチン接種が始まりました。また高齢者施設でのクラスター問題が大きかったので、高齢者施設にいる高齢者や施設の職員にも優先して接種がありました。
2月中旬からは学校関係者と80歳以上の高齢者も接種が始まりました。この効果が出ているのか、高齢者の感染が抑えられてきているようです。
イタリアだけでなくEU全体でワクチンの供給が追い付かないと問題になっています。
4. 人々の暮らしや経済状況など
ワクチン接種が始まっているとはいえ、イタリアの感染状況はまだまだ気を許せる状況ではありません。
気候が良くなり、街にはたくさん人が出るようになりました。赤色でない限り、制限は特別厳しいわけではありませんから、大勢でいる若者グループやバールの前でドリンクを片手におしゃべりしている人たちを見かけることもあります。
しかし概ねみな規則を守り、感染予防に気をつけて生活しています。
飲食業や観光業はダメージが大きく、レイオフ禁止は3月末までの予定です。
また生活困窮者が増えているそうで、感染予防策のみでなく経済活動を支える政策について誕生したばかりのドラギ政権に期待がかかっています。
5. イタリアへの渡航について
ワクチン接種が始まったとは言え、変異株の新型コロナウィルスが猛威をふるい予断を許さぬ状況には変わりはありません。マスク着用、ソーシャルディスタンスの確保、こまめな手洗い・うがい、そしてアルコール消毒、と皆感染防止に気を配っています。
そして現状、日本からイタリアへの渡航は可能です。イタリアに着いたら、2週間の隔離は必要となりますが、「留学のため」という正式な理由があれば、ビザも問題なくおりています。
しかし、本ページでお伝えした通り、様々な規制があり、変更内容が連日発表される現状です。
これからの留学をご検討される方は、まず当社にご相談ください。
そして、今後も現地からのレポートをお伝えしていきます。
イタリアでの問い合わせ先はコチラ
在イタリア日本国大使館
https://www.it.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/
住所:Via Quintino Sella 60, 00187 Roma
Tel: (+39) 06-487-991/Fax: (+39) 06-487-3316
開館時間(領事部窓口):9:30-12:45, 14:15-16:30 (月~金)