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サンタ・マリア・ノヴェッラ 薬局の魅力
フィレンツェの観光ガイドブックには必ず載っていると言われるほど有名な、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局。
日本もその支店が進出するほど、世界中の人々を魅了して止まない製品の数々を世に送り出しています。
今回は、そのサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局について、せまってみたいと思います。
1、サンタ・マリア・ノヴェッラの成り立ち
※フィレンツェで最も有名なサンタ・マリア・ノヴェッラ 教会。ここの修道士たちが薬剤を調合したのが始まりとされています
フィレンツェ中央駅近くに本店を構えるサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局。
その起源は古く、13世紀にサンタ・マリア・ノヴェッラ 教会のドメニコ派修道士が薬草を栽培して薬剤を調合したのが始まりとされ、彼らが消毒薬としてローズ水を売っていたことが1381年の記録にも残っています。
現代の薬局の様相をまとっていないのにも関わらず、薬局(Farmaceutica)という名前を冠しているのは、この由来によります。
1612年に正式に薬局として認可され営業を開始し、1659年トスカーナ大公フェルディナンド2世(メディチ家)から王家御用達製錬所の称号を受けました。
18世紀にはヨーロッパだけではなく遠くインドや中国にも製品が輸出されていました。
現在でも営業を続けている商店としてヨーロッパで最も古い店舗のひとつとされています。
修道士の癒しの実践から始まった歴史、哲学は数世紀たった今でも変わることなく、そのモノづくりの過程に脈々と引き継がれ、常に最高品質の原料にこだわった天然栽培の草花や油脂が使われています。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局は、ルネッサンス誕生の地であるフィレンツェで生まれた豊かな生活の象徴のひとつと言えるのではないでしょうか。
※補足※
観光客にはあまり馴染みがありませんが、サンマルコ広場近くにあり一般公開されているIl Giardino dei Sempliciで栽培された薬草から、1995年に廃業したサンマルコ薬局(こちらもドメニコ派修道士の活動を起源とする)とともに薬を調合していたということです。
2、取り扱っている製品
現在販売されているのは大きく分けて化粧品・石鹸・香水、ポプリ・キャンドル、お茶・ハーブティーなどです。
フィレンツェのお土産に石鹸などを購入された方、もしくはプレゼントにもらった方がいらっしゃるかもしれませんね。
店舗に入り一段と大きな間(ま)にあるのが化粧品・石鹸・香水です。ひとつひとつ商品が重厚な木のテーブルの上に陳列されていますが、その少しレトロ感のある優雅なパッケージがとても素敵です。
3、その魅力にせまる
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局は、創業400年記念として2012年に店舗の修復工事が終了しました。
その素晴らしい内装を堪能しながら、数百年来の歴史を持つ製品を見てまわることは、この上ない贅沢な時間で、なかなかそのような場所はありません。
高級ブランド店や歴史のある店舗は他にもありますが、一見すると美術館の一室か教会かと見間違うような天井画やアンティーク家具、調度品を揃えた内装の店舗はそうそうないからです。
さいごに
何世紀にも渡って、世界中の人々に愛され続けてきたサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局。その歴史を紐解くだけでも、イタリアの歴史を垣間見ることができます。
また、丁寧な手仕事で作られた製品の数々に、イタリア人の職人魂も感じることができるでしょう。
アートの学校・アカデミアリアチでは、アートビジット授業で講師の引率の元に、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局へ見学に行きます。
数世紀を経ているので、いくつかの建築・装飾様式が混在していますので美術の勉強にも大変役に立ちますし、製品パッケージのデザインは、プロダクトデザインやグラフィックデザインの勉強の参考になること間違いないです!
ぜひ、イタリア・フィレンツェにある、世界最古のサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局でイタリアの文化や歴史に触れてみましょう。
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