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イタリアのマナー〜料理編〜
世界中で愛されているイタリア料理。
留学中も、イタリアンレストランに出かける機会もあるでしょう。
そんな時に備え、スマートにイタリア料理を味わうための『マナー』についてご紹介します!
1、イタリア料理の出てくる順番
イタリア料理は基本的に、アンティパスト(前菜)→プリモ(パスタやリゾットなどの炭水化物)→セコンド(肉や魚などのメイン料理)とコントルノ(野菜などの付け合わせ)→デザートとコーヒーの順序で食べていきます。いわゆるフルコース!すごいですね。
学校給食の献立もこのように分かれています。
家庭であっても日本のように食卓に最初から全て料理が並ぶわけではなく、平皿の上に深皿が重ねて個々人の席の前に置かれ、深皿でプリモを食べ、食べ終わったらその皿を片付る。その後平皿でセコンドを食べるという感じです。
今はイタリア人も忙しく、必ずプリモとセコンドを食事毎に食べるという家庭ばかりではありませんし、一人暮らしをしていれば簡単に済ますでしょうから、もちろんこの例ばかりではありません。
ただし、レストランなどで食べる順番はこのように決まっているので、プリモよりもセコンドが先に欲しい、と言ったりするとお店の人に渋い顔をされてしまうかもしれません。
2、スパゲッティの食べ方
スパゲッティはフォークを使って食べるもの。スプーンの中でくるくるしたりはしません!
イタリアでは、スパゲッティを食べる時にスプーンは出てきません。フォークだけで食べるようにするのがマナーです。日本のパスタは、ソースがたっぷりでスプーンでソースをすくったりしますが、イタリアのパスタはソースと麺がよく絡まっていますので、フォークだけで十分なのです。
それから麺をすすって音を出して食べるのはマナー違反。スープ類も同様です。
小さいものをフォークだけで食べきれない場合は、ナイフを補助的に使ってフォークの上に乗せて食べます。
3、取り分け用カトラリーの使い方
アンティパストやセコンド、付け合わせのコントルノは大きな皿で食卓に置かれることがあり、取り分け用の大きなスプーンなどを使って自分のお皿に盛るのがマナーです。
日本の家庭では自分の箸で直接料理を自分のお皿に取り分けたりしますが、イタリアでは友人同士で食事をする場合も、マナーとして取り分け用のカトラリーを使うことをお勧めします。
イタリアのレストランでは、日本のように数種類を注文してシェアするのはアンティパストくらいで、大抵は各々が頼んだ料理を少し味見させてもらう、という感じです。
4、コーヒー
イタリア人と切ってもきれないのがコーヒー(カッフェ)です。マナーとしては、食事の後に飲むのはエスプレッソになります。
日本ではカプチーノ(カップチーノ)も選択できますが、イタリアではカップチーノは、朝食やおやつのお供の位置づけになります。ですので、成人した大人が食後にカプチーノを頼むことは少しマナーに欠けるかもしれません。
ちなみにイタリア人は朝食に甘いもの(ブリオッシュ、ビスケットなど)を食べる人が多く、それをカップチーノに浸して食べたりします。
バールでも「浸す」人を見かけることがありますが、これがマナー違反かどうかは人によって評価が分かれるところです。
レストランなどで、食後にコーヒーを注文するときは、エスプレッソを、エスプレッソが濃すぎる場合は、カフェマキアートで(しかしやはり、エスプレッソを頼む方がスマートです)。
5、ピッツァ
初めてイタリアでピッツァを注文するとその大きさに驚いてしまうものですが、普通はひとりで1枚を注文します。
ピッツァは手で食べても大丈夫。マナー違反ではありません。ナイフとフォークで適当な大きさに切った後、手でつかんで口に運んでください!
それから縁の部分を残す人もいますが、これはマナー違反というわけではありません。多すぎて食べきれないと思ったら縁を残すのもひとつの方法です。
留学当初は、ピッツァの大きさに驚くかもしれませんが、イタリアのピッツァは本当に美味しいので、意外とペロリと食べられてしまいます。
また、3でご紹介した通り、イタリアでは大勢でメニューをシェアする文化はありませんので、ピッツァを大勢でシェアするということはありません。ひとり1枚でオーダーしてくださいね。
6、お酒・飲み物
レストランで席に着くと、水はどうするか聞かれます。
日本のように水が無料ということはありませんので注文してくださいね。
イタリアにはお水が2種類あります。ガスなし水(ナトゥラーレ)かガス入り水(ガッサータ)です。ナトゥラーレ(naturale)はいわゆる普通の水です。一方、ガッサータ(gassata)は、無糖の炭酸水。日本でも最近、炭酸水を飲むことが一般化してきたので、馴染みがあるかもしれませんね。ちなみに注文しなくてもマナー違反ではないので、その時の自分の喉の渇き具体に応じて対応してください。
食事のお供のお酒はワインが多いです。ワインは、日本だと肉=赤ワイン、魚=白ワインというイメージですが、イタリアではお肉を食べる時にも白ワインを飲むことがあります。逆に魚料理に赤ワインを合わせるのは、NGなのでやめましょう。
また、合わせるワインがわからない時は、お店の人に聞いてみましょう。お料理に合うワインを教えてくれます。また、ワインの銘柄がわからない時は、地元のワインを提供してくれるハウスワイン(ヴィーノ・デッラ・カーザ vino della casa)を注文すればハズレはありませんので、覚えておくと便利です。
一方、ピッツァを食べる時はビールやコーラを注文する人が多いです。
アルコールが入り、陽気になって饒舌になっているイタリア人はいたとしても、日本人のように酩酊状態になるまで飲む、というイタリア人はいません。
いわゆる『へべれけ』状態まで飲むことは、イタリアではあまりありませんので、ご注意ください。
また、日本ではお酌をするという表現がありますが、これは特にありません。逆に男性が女性にお酒を注ぐことが多いです。
7、ドレスコード
レストランのドレスコードは日本と同様と考えてください。
高級レストランにTシャツにジーンズという格好で入るのは、思いっきりマナー違反ですので避けてください。男性なら、襟付きのシャツにジャケット、女性ならワンピースで。
ただし、オフィスや学校の服装規定自体が日本のように細々していませんから、レストランもそれほど神経質になる必要はないでしょう。
もし心配なようでしたら、事前にお店のホームページをチェックしても良いかもしれませんね(でも書いていないことも多々あります)。聞けるイタリア人の友人がいたら、アドバイスをもらうのも手かもしれません。
さいごに
今回は、一般的なイタリア料理のマナーをご紹介しました。
すでに知っているもの、または、こんなマナーもあるの?と驚かれたものもあったのではないでしょうか。
イタリアは料理が本当に美味しいです。
マナーを知って楽しく食べれば、より一層美味しく感じられるはずです。
あなたのイタリア留学生活が楽しいものになりますように。