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イタリア留学で気になるイタリアと日本の学校の違い②
Ciao a tutti! みなさん、こんにちは。
イタリア留学であなたが学ぶ場所はどこですか?
前回、イタリアと日本の学校の違いについて、パート1をご紹介しました。
今回は後半戦。果たしてどんな違いがあるのでしょうか?
試験(中高)など
入学試験はありません。私立学校自体数が少ないのですが、私立も含めて中学・高校の入学試験はありません。高校入学の申し込み時に中学の成績が考慮されることはほとんどなく、大抵は希望する学校へ入学できます。
ところが入ってからが大変なのです!
中学もそうですが、中間・期末試験はなく、教科ごとにいつでもテストがあります(週に合計いくつまでというルールが一応存在します)。
試験は筆記と口述があるのですが、単純に暗記していれば答えられるというものではないようです。ですから(もちろん通っている専科の難易度にもよりますが)、試験前に集中して勉強するのではなく、常に一定時間の勉強が必要のようです。
またイタリアは宿題の量が多いと言われています。口述試験の練習を聞いてあげるなど、中学生くらいまでは親が宿題に付き合うのが普通のようです。
その結果と言いますか、成績が振るわずに学校を変えたり留年する生徒が一定数います。通知表は年2回で、年度末で仮進学という判定が出た場合は夏休み明けの再試験を受け合格しないと進級できません。
一方で中学と高校の卒業時には試験(これも筆記と口述)があります。高校卒業試験はMATURITA’と呼ばれ、毎年出題内容などが話題になります。なお大学入試は医学部・建築学部を除いてありません(一部例外あり)。
学校行事、課外活動
先に触れましたが、特に中高になると学校は勉強をする場所という意味合いが強くなり、課外活動や行事があまりありません。入学式卒業式はおろか文化祭もありません。クラスや学年を超えたグループ活動も基本的にはありません。スポーツは地域のクラブ毎の活動になります。
また、塾はありませんので勉強に困っている場合は家庭教師(大学生、また学校の先生がプライベートの時間にアルバイトとしてやっていたりもします)につきます。
このように学校の課外活動があまりないからか、運動系の習い事はさかんです。プール、サッカー(男の子だと大概は経験します)、バスケット、バレエ、ダンスなど。習字そろばんは存在しないので(笑)、ピアノ、英語、演劇も人気です。
小学生のうちは、学校はもちろん習い事についても親が送迎をしなくてはなりません。ですから、登下校時の学校近くは送迎の車で大混雑になりますし、学校が終わってからも親や祖父母は送迎でてんてこまい、これもイタリアの一面です。
高校の種類
入試はないと言いましたが、高校を選ぶにあたっては少し整理が必要です。
高校(Superioreといいます)といっても、普通高校(Liceo)、技術高校(Istituto Tecnico)、職業高校(Istituto Professionale)に分かれ、さらに普通高校はClassico(文系寄り)Scientifico(理系寄り)Linguistico(言語系)Artistico(芸術系)など、技術高校は商業、工業、農業など分かれ、学ぶ教科もその特性も違います。
13歳くらいでその後の5年間を過ごす学校を決めなくてはならないのは、とても難しいと思います。実際入学してから学校を変える生徒もいます。
例としてLiceo Scientificoのカリキュラムを簡単に紹介します。
Classicoはラテン語とギリシャ語が必須授業というのが特徴ですが、一方のScientificoは理系科目に重点が置かれています。
ただし国語(イタリア語)と英語に加え、Scientificoでもラテン語が必須授業です。一方で昨今、ラテン語を取り払い情報系授業を取り入れたコースの人気が高くなっています(ラテン語が苦手、不人気という現れ)。
これらの語学に加え、数学、物理、自然科学が5年間を通しての必須授業です。
そして最初の2年(義務教育期間)は歴史と地理、そして3年目からは歴史に加えて哲学の授業が始まります。哲学では古代哲学者からカント、ニーチェの理論などなどびっくりするほどの内容です。
また美術の授業も5年間を通してあります。 内容は美術史とDISEGNO(デザイン。建築などに必要な図面書きで写生等ではありません)からなっていますが、その内容の濃さはまさにイタリアにいるからに他ならないでしょう。理系好きな生徒にとっては細かな美術史は面倒くさいのかもしれませんが(笑)
さいごに
イタリアと日本の学校、全然違っていて驚かれたのではないのでしょうか。
個人的に驚いたのは、イタリアには、行事が全然ないということ。日本では、春の入学式に始まり、運動会、文化祭、卒業式、とセレモニーだらけなので、驚きますね。
イタリア留学されたら、日本とイタリアのギャップに色々と驚くことも少なくないです。
そのギャップさえも楽しく面白く思うことができたら、イタリア留学生活はより良いものになりますよ!
もちろん、あなたのイタリア留学が素晴らしいものになるよう、全力で応援するので、ご不明点、お聞きになりたいこと、いつでもこちらよりお気軽にご連絡ください。
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