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イタリア留学で気になるイタリアと日本の学校の違い①
Ciao a tutti! みなさん、こんにちは。
イタリア留学であなたが学ぶ場所はどこですか?
専門学校?大学?はたまた職人の工房?
そこで、イタリアと日本の学校の違いについて、今回と次回の2回に分けてご紹介します。
6月。コロナウィルス対応に散々苦労した学校は2021/22年度も終了し、長い長い夏休みシーズンとなりました。
①義務教育年間
イタリアではその年に6歳を迎えるこどもが9月から始まる小学校に入学します。
小学校は5年、中学校は3年、そして高校は5年制です。義務教育は16歳未満が対象なので、高校の2年目までが義務教育にあたります。
小中学校でも「留年」があり、高校になるとかなりの確率でクラスに留年者がいて、あまり驚くことではありません。
②時間割やカリキュラム
小学校は月から金曜、1日8時間(夕方16時半くらいまで)の合計40時間制(中高とは違いみっちりと授業はありません)、もしくはそれより短く、週数日はお昼ごろ帰宅する時間制の二択できるのが一般的です。
一方中学校は週30時間、高校は週28~32時間(土曜まで)で、給食はなく家に帰宅してから昼食をとるのが一般的で、14時を過ぎて食事をするのも普通です。
午前中に1回長めの休み時間があり(中高は短く10分くらい)、おやつを食べたりします。それ以外授業前後の休み時間はなく、1限は60分授業が基本です。ただし小学校では昼食後に長い休憩があります。
登下校の時間は短く設定してあり、例えば8時半開始の学校なら8時15分に学校は開いておらず、開くまで外で待っていなくてはなりませんし、下校時刻以降に学校に残ることもできません。放課後のクラブ活動はありません。(カリキュラム外としての語学コースなどがある場合は別です)
いわゆる国算理社以外の教科時間は少なめです。技術家庭はなく、音楽も高校ではありません。体育は日本に比べだいぶ制限されており、プールはまずありませんし、高校によっては体育館がなくて近辺の施設まで移動することもあります。こんな感じですから運動会もありませんし、学校全体での行事がそもそもないのです。
イタリアに特徴的なのは、宗教つまりカトリック教の授業があるということでしょうか。もちろん選択制ではありますが、小学校では大多数が選択しているようで、高校では逆にとても少なくなります。純粋にカトリックの教義を勉強するわけではありません。
③クラスや担任
クラス人数ですが小学校は26名まで、高校は28名となっています。小学校ではクラス毎にいわゆる担任の先生が2人いて、文系を教える先生と理数系教科の先生という感じです。
ただし、一度に2人の先生がクラスにいるわけではなく、2人で授業を分担しています。なお英語の授業は小学1年生からあります。
クラス分けはないので、小学校であれば5年間クラスメートは変わりませんし、担任も基本的には一緒です。
中学校もクラス担任は2人です。しかし授業は教科ごとに先生がいます。中学校では英語の他にもうひとつ外国語を学びます。フランス語とスペイン語が一般的です。
遠足や修学旅行ですが、これはクラス毎の行事になり、学校として何年にもわたって決まっているものではありません。
例えばA組は近場に1日遠足、B組ローマに1泊旅行、C組ブリュッセル2泊、D組はなし、と同じ学年であってもこのような違いが生じたりします。残念ながら担任を始め、引率できる教師がどの程度協力的かに左右されるという、いかにもイタリアな一面です。
④服装
小学校ではグレンビューレ(Grembiule)というスモッグを着ていきます。
地域や学校ごとに色の指定などがありますが、キャラクターのワッペンがついていても問題ないので、その辺りはイタリアの自由さと言えるでしょうか。
学校も土足で入るので、上履きはありません。かばんは自分の好きなリュックを選べばいいですし、特に指定の持ち物はありません。
中学生になると、もちろんTPOを考えてということにはなりますが服装は自由となります。年度の終わりの暑さが増す頃になると、お腹の見える短いトップスがいいか悪いかで毎年議論になるのもまたイタリアです(笑)
このように基本的に校則はほぼない、と言っていいでしょう。
さいごに
イタリアと日本の学校はかなり違いますね!
ですので、あなたがイタリア留学したら、あなたの通う学校が、日本と大きく違うことがあっても驚かないでくださいね。
郷に入っては、郷に従え。
ではありませんが、イタリアはイタリア。
イタリア・スタイルに慣れていきましょう!
もちろん、あなたのイタリア留学が素晴らしいものになるよう、全力で応援するので、ご不明点、お聞きになりたいこと、いつでもこちらよりお気軽にご連絡ください。
次回の「イタリアと日本の学校の違いパート2」をお楽しみに!
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